SAVE KYOTO

2017.12.21

新春特集展示「いぬづくし─干支を愛でる─」を見に行くリン♪

こんにちリン!

トラりんだリン!

 

 

気付けば、もう年末だリン・・・

ということは・・・もうすぐ「新年あけましておめでとリーーーン!!」だね♪

来年の特集展示第一弾は、もうすっかりおなじみになった干支特集☆

平成30年は「イヌ」だリン♪

今日は、展示を担当した大原研究員にお話を聞くんだ!

 

大原研究員:よろしく。

 

トラりん:なんだか普通だリン・・・

井並研究員は、はじけてくれていたのに!

 

 

大原研究員:ああいう飛び道具で笑いを取りにいくなんて姑息だね。

彼とは同郷なんだけど、同じ関西人として大いに失望したよ。

 

トラりん:過去のブログ参照だリン!

http://torarin.jp/blog/1206/

「とりづくし」の展示が終わった後もこの写真が使われるなんて、井並研究員の苦労が報われたリン☆

あれ、わざわざ用意してくれたらしいよ!

 

↓これ☆

 

大原研究員:と、井並研究員を曝したところで、イヌ。

トラりんは、イヌ派、ネコ派?

 

トラりん:う~~~~~~~~ん・・・

ボクはネコ科だけど、イヌのおともだちもいるし・・・

 

大原研究員:僕は断然イヌ派だね。

実家では小さい頃からずっとイヌを飼っていたんだよ。

 

トラりん:えー!!!

ネコ科のボクを前になんの遠慮もなくて、ビックリするリン!

 

 

大原研究員:ネコも、小さいからかわいいけどね。

でも、イヌでも小型犬の人気は高いよね。

 

トラりん:チワワとか、ミニチュア・ダックスフンドとか、他にも、えーっと・・・

 

大:そうだけど、それ全部外国のイヌの種類だよ。

日本の小型犬というと、この国井応文(くにいおうぶん)・望月玉泉(もちづきぎょくせん)筆「花卉鳥獣図巻(かきちょうじゅうずかん)」(江戸~明治時代 19世紀・京都国立博物館所蔵)に出てくるジャパニーズ・チンと呼ばれる日本原産の改良・固定種を指すんだ。

白黒の長毛で、短吻種(たんふんしゅ)と言う鼻がくしゃっとつまっているのが特徴だよ。

 

 

トラりん:飼っている人は見たことないけど、時代劇とかでは見たことがあるリン!

 

大原研究員:お姫様が抱いているような感じででしょ。

この狆(ちん)の歴史は非常に古く、かつては外来の小型室内犬をひっくるめて狆と言っていたんだ。

やっぱり珍しいものなので、上流階級の愛玩犬だったんだね。

狆は、中国の唐時代にも愛好されており、美術作品の上にも結構表されているんだけど、この「加彩婦女俑(狗を抱く)」(唐時代 8世紀・京都国立博物館所蔵)は、その当時の雰囲気をよく伝えていると思う。

 

 

トラりん:そうそう、こんな感じ!

じゃあ、狆は中国から伝わってきたってことでいいの?

 

大原研究員:そうだよ。

『続日本紀』天平四年(732)5月19日条に新羅(しらぎ)から「蜀狗一口(しょくくひとくち)」が献上されたという記録がある。

これは、チベット原産の短吻種犬が蜀(しょく)(中国四川省一帯)を経て朝鮮半島に伝わり、日本に伝来したと読み取るべき記録なんだ。

ちなみに、すべての短吻種犬の祖先はチベット原産とされているんだよ。

 

トラりん:なるほど!

 

大原研究員:その後も、南蛮貿易などで小型犬が日本にもたらされ、日本でジャパニーズ・チンに改良されていったと言われているんだ。

でも、ちょっと待ってほしい。

この嵯峨人形「犬」(江戸時代 17世紀・京都国立博物館所蔵)を見てみて。

何か気付いたことない?

 

 

トラりん:え、え、え!急に話を振られても困るリン!

うーん・・・さっきジャパニーズ・チンというのは鼻が詰まっているのが特徴と聞いたけど、これは普通の鼻筋で、ザ・イヌって感じかなぁ☆

 

大原研究員:そうそうそう!君には百点をあげよう。

この嵯峨人形は、短吻種ではなく、長吻種(ちょうふんしゅ)と言う普通の鼻の長さなんだ。

日本テリアに近い姿をしているけど、こういうのも狆と呼ばれていたんだ。

 

トラりん:日本テリアかぁ☆

確かに似ているリン♪

 

大原研究員:うん、日本テリアも、ジャパニーズ・チンと同様に、幕末頃に固定した日本原産・改良種なんだけど、これのもとになったのは、江戸時代にオランダから長崎にやってきたテリア種のイヌと言われているんだ。

 

トラりん:今日は、つい人に教えたくなってしまうようなトリビアばかりだリン!

すっかり聞き入ってしまったよ☆

 

大原研究員:なんたって僕はイヌ派だからね。

トリビアついでに、嵯峨人形のように手元で愛玩する郷土玩具で犬を表現する場合、座敷犬であった狆を表現するものがほとんどを占めている。

美術って、やはり人間世界の映し鏡なんだよね。

 

トラりん:なんか奥深いイイ話に落ち着いたね!

ボクも思わずイヌ派になりそうになる、新春特集展示「いぬづくし─干支を愛でる─」。

みんなにも楽しんでもらえたらうれしいリン☆

大原研究員、ありがとリン♪

 

大原研究員:いえいえ、どういたしまして。

 

ふたり:

     \よいお年をー!/

 

 

おまけ☆

 

今回、ボクが選んだ名シーンはこちら!

 

 

決め手は、ボクをなぐさめる大原研究員の表情だリン!

 

心に沁みる演技を、アップでどうぞ☆

 

 

展覧会名:新春特集展示「いぬづくし─干支を愛でる─」

 

会期:2017(平成29)年12月19日 ~ 2018(平成30)年1月21日

 

会場:京都国立博物館 平成知新館2F-1・2

 

休館日:月曜日、年末年始(12月25日~1月1日)

*ただし、月曜日が祝日・休日となる場合は開館し、翌火曜日を休館とします。

 

開館時間:火~木・日曜日:午前9時30分から午後5時まで

金・土曜日:午前9時30分~午後8時まで(入館はいずれも閉館の30分前まで)

 

観覧料:一般 520円(410円) 大学生 260円(210円)

高校生以下および満18歳未満、満70歳以上の方は無料です(年齢のわかるものをご提示ください)。

*( )内は団体20名以上

*大学生の方は学生証をご提示ください。

*障がい者の方と介助者(1名)は、障がい者手帳などのご提示で無料となります。

*キャンパスメンバーズは、学生証をご提示いただくと無料となります。

 

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