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2016.8.12

特集陳列「丹後の仏教美術」を見たリン♪

こんにちリン!

トラりんだリン!

 

今日は、開催中の特集陳列「丹後の仏教美術」の展示を見にいくんだ!

だから、さりげなく「ゆるキャラグランプリ2016」と「ミュージアムキャラクターアワード2016」の宣伝をしながら展示室に向かっているところだリン!

 

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トラりん:一緒に展示を見てくれるのは、今年のお正月の特集陳列「さるづくし」でもお世話になった井並研究員だリン♪

井並研究員、こんにちリン!

 

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井並研究員:いや、それは展示品の祭礼道具断片(宮津市・籠神社)!

僕はこっち、こっち!

トラりん、今日もよろしくね!

 

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トラりん:どっちもハンサムなので間違えたリン。(棒読み)

さっそくだけど、「丹後」って京都の北のほうを指す言葉で合ってるリン?

 

井並研究員:合ってるリン。

正確には、今の京都府北部にかつて設置されていた「丹後国(たんごのくに)」にあたる地域のことをそう呼ぶんだ。

日本三景のひとつ「天橋立(あまのはしだて)」があるあたりで、最近では「海の京都」としても親しまれているよ。

 

トラりん:天橋立は知ってるよ!

ボクはまだ行ったことがないけど、「※またのぞき」で有名だリン♪

 

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↑※こうして股の間から天橋立を見ると天地が逆転して、天に架かる橋のように見えるんだって☆

 

 

井並研究員:トラりん、地図を見てみて。

丹後は日本海に面していて、大陸から日本に入ろうとするときの入口のひとつになるよね。

じつは昔から外国の先進文化が集まって、人や物が活発に交流していた土地なんだ。

 

丹後氏

 

 

トラりん:なるほど!とても進んだ土地だったんだね!

 

井並研究員:だからたくさんのお寺や神社が建って、たくさんの文化財を今に伝えているんだよ。

 

トラりん:いままで知らなかったことが悔やまれるくらい、すごく重要な場所だったリン!

 

 

 

トラりん:ハッ!!

じゃあこの千手観音(せんじゅかんのん)さまも、丹後のお寺に伝わった重要な仏像ということ…?!

 

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井並研究員:もちろんだよ!

京丹後市の縁城寺(えんじょうじ)というお寺のご本尊で、なんと秘仏(ひぶつ)なんだ。

 

トラりん:秘仏…ということは、普段は見ることができないってこと?

 

井並研究員:そうだよ!

特別に許していただいて、今回初めてお寺の外で公開されるんだ。

 

トラりん:それは、すごく貴重な機会だリン!

でも秘仏として何百年も守られてきたからこそ、こうしていま見ることができるんだね。

ロマンを感じるリン・・・

 

井並研究員:何百年と言うけど、彫刻の担当者によると制作は10世紀にさかのぼる可能性があるらしいよ。

 

トラりん:10世紀?!

せ、千年前だリン…!ロマンがありあまるリン・・・!!

 

 

 

井並研究員:今回は、科学分析機器をつかって仏像の内部を調査したりもしたんだよ。

 

トラりん:科学分析機器!

何やらかっこいいリン!

 

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井並研究員:こちらの仏像は宮津市(みやづし)の金剛心院(こんごうしんいん)というお寺に伝わる地蔵菩薩立像(じぞうぼさつりゅうぞう)。

つまりお地蔵さんだね。

江戸時代以降に上から新しい色が塗られているけど、像自体は鎌倉時代のもの。

その内部にいろいろなものが納入されていることは今までの調査でわかっていたんだけど、今回、文化財保存科学担当の池田研究員がX線CTスキャン装置を使ってその詳細を突き止めたんだ。

仏像の横のパネルを見て。

 

トラりん:えー!中を開けたわけじゃないのに、ここまでわかっちゃうリン?!

テクノロジーがすごすぎるリン!

 

井並研究員:ブログをお読みの皆さんは、会場で見てみてね。

 

トラりん:地蔵菩薩立像は8月14日までの展示で、その後はパネル展示のみになるんだよね。

これは見逃せないリン!

 

井並研究員:では、次の作品は・・・

 

トラりん:わわわー!!大きな絵だリン!

 

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井並研究員:トラりん大丈夫?!

これは当麻曼荼羅図(たいままんだらず)といって、阿弥陀さまの浄土を描いた絵だよ。

丹後には、天橋立以外にも景勝地(けいしょうち)があって、そのひとつに久美浜湾(くみはまわん)という場所があるんだ。

この絵は、その久美浜湾の近くに立地する本願寺というお寺に伝来したものだよ。

他の当麻曼荼羅には見られない珍しい図様もあって、研究者にとっても重要な作品なんだ。

 

トラりん:こんなに大きいのに細部までびっしり描かれていて、すごいリン…!

こんな立派な作品が残っている丹後って、本当に奥深い歴史をもった土地なんだね!

 

井並研究員:昨年京都縦貫自動車道(きょうとじゅうかんじどうしゃどう)が全線開通して、丹後にはすごく行きやすくなったんだ。

今回の展示のための準備でも、この道にはたいへんお世話になったよ。

トラりんも展示で丹後の信仰文化にふれたあとは、現地に行ってそれを育んだ風土を肌で感じてほしいな。

 

トラりん:行きたいリン!

夏だから海や山と一緒に、丹後の歴史を味わうリン!♪

 

 

井並研究員:あと、図録もつくったから見てみてね。

650円だよ!

ほら、トラりんも告知して。

 

トラりん:えー!とっても安いリン!

 

井並研究員:よし、もう1回。

 

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井並研究員:丹後の仏教美術、貴重な文化財がたくさん出ているから、ぜひ見に来てください!

あと、図録は650円!

 

トラりん:えー!とっても安いリーン!お得だリーン!

 

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↑カリスマ販売員のお2人。

 

図録はご好評につき完売しましたリン!

 

特集陳列 丹後の仏教美術

(協力:京都府教育委員会・京都府立丹後郷土資料館・京丹後市教育委員会・宮津市教育委員会)

京都国立博物館 平成知新館1F-1・2、2F-1・2

7月26日(火)~9月11日(日)

※2階絵画展示室は8月28日(日)まで

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